「同居初日だから笑顔でいたかったのに……」 私は宙(そら)くんにぎゅっと抱き締められた。 あ、頭ぽんぽんされて…。 「泣かせるなんて最後までクソ親だな」 「良かった、雪乃(ゆきの)が無事に着いて」 「うん…」 宙(そら)くんは私を離すと紫のリボンがついた鍵を差し出す。 「これ、部屋の合鍵」 右肩の鞄がずり落ちる。 頬を伝う涙は勢いを増して、次々と流れていく。 私は鍵を受け取ると嬉しくて宙(そら)くんをぎゅっと抱き締める。 1ヶ月と26日、 宙(そら)くんとの、 約2ヶ月の眠れない刺激的な同居生活が始まった。