ガチャッ。 扉が中から開いた。 泣いている私を見て宙(そら)くんは両目を見開く。 「おい、雪(ゆき)…」 バンッ! 私は扉を勢いよく閉めた。 「は!? なんで閉めんだよ!?」 「今はだめ…」 こんな涙でぐちゃぐちゃな顔、見られたくない。 「何があったんだよ?」 「……お母さんからラインが届いて」 ガチャッ。 再び扉が中から開く。 「雪乃(ゆきの)、スマホ見せろ」 「あっ」 宙(そら)くんに手首掴まれて、スマホ見られ……。