「交渉成立だね」
「でも将来って言っても曖昧だから期限を決めようか」
「そうだなぁ」
白坂さんは自分の顎を掴む。
「暴走族氷浦の結成日が12月24日だから」
「今から2年後の高1のクリスマスイヴに雪乃を姫としてもらうってことで」
え、高1のクリスマスイヴ!?
「その頃には琉は総長になってると思う」
「琉は優秀だからね」
「じゃあまたその日の21時にここで会おう」
白坂さんがそう言うと、倒れた4人は滝浪さんと塩津さんに叩き起こされ、
全員バイクに乗り、総長の白坂さんを先頭に物凄い爆音を響かせながらバイクで走り去って行った。
私達、助かったんだ……。
良かっ…た……。
あ…目の前が真っ暗……。
「――――雪乃!!」
宙くんの叫び声と共に、
ぷつんと意識が途絶えた。



