「…雫が丘中だ」
宙くんは睨んだまま答える。
「なるほどね。あそこの偏差値低い中学か」
「学年は?」
「…2年」
宙くんが短く答えると、白坂さんは驚く。
「おお、バイクのケツに乗った付き人達も」
「隣にいる俺の弟の琉も中2だよ」
弟なんだ……。
「お前は…?」
宙くんが尋ねると、
「あー、俺? 俺は星羽高校の2年で」
「怜音と光も同じだ」
「総長、こいつらにそんな情報流していいんすか?」
「ん?」
白坂さんが微笑みかけると塩津さんは黙った。
「さっき叫び声で聞こえたけど」
「雪乃、で名前合ってる?」
「あ、はい…」
私が短く答えると、
「彼とはどういう関係?」
白坂さんが尋ねてきた。
「…義理の妹」
白坂さんは、ふっと笑うと、宙くんに言葉を投げかける。



