最強総長は姫を眠らせない。🌹


 外に跳ねた白のセミロング。
 6代目総長氷浦(ひうら)と背中に書かれた青の字を金色で囲った白の特攻服。

 白いバイクに(またが)った高校生くらいの男子がギロリと睨む。

「総長!!」
 滝浪(たきなみ)さんと塩津(しおづ)さんが同時に叫ぶ。

 高校生くらいの総長と呼ばれる男子が白いバイクからかっこよく降りると、

「お前もおいで」

 そう言われた後ろに乗る中学生くらいの男子も降り、一緒に歩いて来る。

「総…長…?」
 私が尋ねると、

「あぁ」


「俺は白坂聖(しろさかせい)
「6代目氷浦(ひうら)の総長だよ」


 白坂(しろさか)さんはそう自己紹介して優しく笑う。

「君達、中学生だよね?」
「どこの中学かな?」

 (そら)くんは白坂(しろさか)さんを睨みつける。
「答える訳…ねぇだろ」

 白坂(しろさか)さんは特攻服の裏に装着したガンフォルダーから銃を取り出し、私の頭に突きつけた。

 え……。


「答える気になったかな?」