最強総長は姫を眠らせない。🌹


「おい、俺にも楽しませろよ」
 塩津(しおづ)さんがキレると、

「はいはい」
 滝浪(たきなみ)さんはパッと(そら)くんの首から手を放す。

 (そら)くんは地面にうつ伏せの状態で倒れた。

 バシバシッ!
 (そら)くんは2人に木刀で背中を叩かれる。

(そら)く…今、助けるからね…」
 私は全力で起き上がり、立ち上がると駆けていく。

 そして2人に木刀で叩かれながらもなんとか間に割って入り、(そら)くんを前から抱き締めて庇う。


「もうやめて!」
(そら)くん死んじゃう!」
「お願い!」


 私は悲鳴に近い声で必死に叫ぶ。

「ごちゃごちゃうるせぇな!!」

 ドカッ!
 塩津(しおづ)さんに背中を勢いよく蹴られる。

「あっ…!」

 (そら)くんは両目を見開く。
雪乃(ゆきの)…!」

 背中が熱い。
 ズキズキする…。
 でも、絶対放すもんか!

「もういい…放せ…!!」

「やだ! (そら)くんは私が絶対守る!!」

「あー、そーゆーの、一番うぜぇ!!」

 ドカァッ!
 滝浪(たきなみ)さんに背中を強く蹴られる。

「あぁっ…!」


「女の子にまで手を出すなんて、はしたないな」