最強総長は姫を眠らせない。🌹


 寸前のところで(そら)くんが右腕で防ぐと、滝浪(たきなみ)さんが、

「でも俺達はそんな程度じゃ倒せないよ?」

 ドゴォッ!
 木刀で素早く(そら)くんの腹を打つ。

「がはっ…」

(そら)くん!!」
 私が叫ぶと、

 (そら)くんは右手で腹を抱え、その場でうずくまる。

 滝浪(たきなみ)さんが木刀で自分の肩を軽く叩いて楽しそうに笑う。


「さーて、どう痛めつけようかなぁ?」


「やめて!」
 私はバッと両手を広げて(そら)くんを庇う。

「はい、邪魔」

「きゃ!」
 私は滝浪(たきなみ)さんに強く突き飛ばされる。

 地面に倒れると、

 滝浪(たきなみ)さんが(そら)くんの首を左手でガッと掴み、持ち上げた。

(そら)…くん…!」
 私は地面に倒れながら叫ぶ。

雪乃(ゆきの)…逃げ…ろ…」

 滝浪(たきなみ)さんの左手の握る力が強くなっていく。

「ぐ…ぁっ」

 (そら)くん…!!