甘い声がマイクから響いた。 会場にいる全員をとりこにする。 「大人なんか信じられない」 「と君は言った」 「俺も大切にされてなかった」 「俺だって眠りたかった」 「と俺は答えた」 え、これって……。 「ますます眠れなくなった」 「と再会した君は言った」 「俺も眠れねぇ」 「と俺は答え」 「付け加えた」 あ、宙(そら)くんの背中に翼が見えて…。 バサッ。 広がった。