宙くんが教室の前扉に右手を突きながら言った。
え、宙くん!?
なんで!? 帰ったんじゃ…。
耀くんが私から離れると、宙くんは中に入って来て扉を閉める。
「宙、鬼雪は?」
「特攻隊長と奇襲隊長の2人が同じ女取り合ってモメてて親衛隊長補佐じゃ止めきれず呼ばれて俺と春が喧嘩止めて最後に、美青の『あ゙ぁ?』でなんとか丸く収まったわ」
えぇ!?
「それであかりに電話でまだ雪乃達が高校にいるかもしれないって聞いて戻って来た」
耀くんは悪魔な表情を浮かべる。
「戻って来んじゃねぇよ」
「無理ってなんだよ。ミスターコン出ないお前に関係ねぇだろ」
「関係ある」
「さっき、俺の代わりに出る予定だった奴と話つけてきた」
え?



