え……。
「この高校に入学した時、宙に頼まれたんだ」
「俺が登校するまで雪乃ちゃんを気にかけてやってて欲しいって」
「雪乃ちゃんに話しかけることはなかったけどずっと見守ってた」
「そう…なの?」
「うん」
私の両目が潤む。
宙くんと再会する前、
月籠高校はヤンキーガールとヤンキーボーイしかいなくて誰も話しかけて来なくて、
クラスでずっとぼっちだって思ってた。
それなのに。
胸がきゅっと締め付けられる。
耀くん、ずっと見守ってくれてたんだ…。
「それに一度だけ、雪乃ちゃんが空き教室の前でポニテに結んだのを見たことがあって」
え、見られてたの!?
「天使みたいだな、綺麗で可愛いなって思った」



