最強総長は姫を眠らせない。🌹


 私は両目を見開く。

 え……。

「敵の姫になる約束をしたかもしれない君が(そら)と一緒にいるべきじゃない」
「それに(そら)は良い男じゃない。悪い男だよ」
鬼雪(おにゆき)も乗っ取ってさ」


(そら)といるから苦しむ」
「離れた方がもう苦しまずに済むんじゃないかな?」


 確かに離れた方が記憶を思い出さずに済むのかもしれない。

 ズキンッ。

「う…」

雪乃(ゆきの)ちゃん!?」
「ごめん、厳しい言い方して」
「でも俺、雪乃(ゆきの)ちゃんの苦しむ姿見たくないんだよ」

 耀(よう)くんは後頭部に触れたまま私の肩に顔を埋める。