宙は驚く。
師匠である頼が雪乃を捕まえていた。
「師匠、なんでここに…」
頼は雪乃が雨になるべく濡れないよう、岩の屋根のようになった場所の下に座らせる。
「久しぶりに遊ぼうか」
ナップサックからインクタンク式ウォーターガンを取り出すと、
シュッ。
宙に向かって投げた。
宙はそれをキャッチする。
頼は自分の分も取り出す。
「この中には赤いインクの水が入ってる」
「当たった方が負けだ。いいな?」
「あぁ」
頼は両手、宙は右手でウォーターガンをかっこよく構える。
岩の屋根に溜まった雫が海に落ちた瞬間、
連射が始まった。



