*
2つの線香花火がパチパチと輝く。
「花火の相手、私でごめん」
美青は謝る。
「は? 謝んなよ」
「宙は中3の春、ろくに学校も行かずに夜道で一人で座ってた私に声をかけてくれたよね」
「それで私は拾われて鬼雪に入ることが出来た」
「しかも宙が高1の春に鬼雪の5代目総長になって」
「力を認めてもらって姫になるチャンスをくれた」
「時々、部屋に泊めてくれてパスタ作ってくれたりしたよね」
「コゲてたけど」
「おい」
宙が怒ると、
美青は、ふふっ、と笑う。
「それだけで充分だった」
「充分だったのに」
「高校で雪乃ちゃんの存在を知って」
「自分が偽りの姫だったことが分かって…」
美青の両目が潤む。
「本物の姫になりたいと思った」
「欲張りでごめん」
美青の目から大粒の涙が零れ落ちる。
「私、宙が好きだよ」
「美青、お前のことを偽りの姫だって思ったことは一度もねぇよ」
「本物の姫だ」
「宙…」
2つの線香花火がパチパチと輝く。
「花火の相手、私でごめん」
美青は謝る。
「は? 謝んなよ」
「宙は中3の春、ろくに学校も行かずに夜道で一人で座ってた私に声をかけてくれたよね」
「それで私は拾われて鬼雪に入ることが出来た」
「しかも宙が高1の春に鬼雪の5代目総長になって」
「力を認めてもらって姫になるチャンスをくれた」
「時々、部屋に泊めてくれてパスタ作ってくれたりしたよね」
「コゲてたけど」
「おい」
宙が怒ると、
美青は、ふふっ、と笑う。
「それだけで充分だった」
「充分だったのに」
「高校で雪乃ちゃんの存在を知って」
「自分が偽りの姫だったことが分かって…」
美青の両目が潤む。
「本物の姫になりたいと思った」
「欲張りでごめん」
美青の目から大粒の涙が零れ落ちる。
「私、宙が好きだよ」
「美青、お前のことを偽りの姫だって思ったことは一度もねぇよ」
「本物の姫だ」
「宙…」



