一つに結んだ緑色の髪。
大人びた雰囲気を放ち、
右肩にナップサックをかけ、
上半身裸にナチュラルなサーフパンツを履いた男子が立っていた。
「美女? どこ?」
私は振り返る。
「君のことだよ。雪乃さん」
えぇ!?
私!?
「あ、あの、なんで名前…」
「宙から聞いていたから知ってる」
え、宙くんの知り合い!?
こんなかっこいい人が!?
「えっと、宙くんとはどういう関係…」
「俺は久世頼。26歳で宙とは10歳違う」
「俺が中2の秋から宙に喧嘩のやり方を教え続けた」
「だから宙は高1の春の内乱で総長になれたんだよ」
え……。
「どういう…ことですか?」
「宙は鬼雪4代目総長雪平柾が卒業後、ナンバー2、3を倒して見事乗っ取りに成功して総長になったんだよ」
乗っ取りに成功した?
「なんで…」
トンッ。
突然、首を叩かれ、目の前が真っ暗になっていく。
宙…くん…。
私は久世さんの胸に倒れた。



