パァンッ! と銃声が鳴り、白団、赤団、黄団、青団、紫団の第一走者が一斉に走り出した。
生徒会長が驚く。
「おお!?」
「紫団、速い速い!」
紫団の第一走者から第二走者にバトンが渡り、
しばらくして私にバトンが渡った。
「ゆきのん!」
「雪乃! 頑張れ!」
あかりちゃん、美青ちゃんの声援が響く。
このまま宙くんにバトンを渡す。
ぜったい!
そう思った瞬間、ズキンッ。
頭の中の茨が暴れ出したかのような痛みに襲われた。
「ッ…」
痛くて前がよく見えない。
春くんが異変に気づく。
「おい、雪乃、おかしくないか?」
耀くんは心配そうな顔を浮かべる。
「どうしたんだろうね」



