最強総長は姫を眠らせない。🌹



「えー、続きまして、紫応援団の登場です」
 白のテントの中、無表情の望月(もちづき)先生がマイクで言った。

 男子達が騒ぐ。
「もっちー棒読み~、やる気ねぇー笑」

「今、眠りから目覚める」
「三千世界」
 望月(もちづき)先生がマイクで言うと、
 生徒会長が紫団の旗をバサッと広げる。

 (なび)く紫のハチマキ。
 両衿に黒の縦ラインが入った紫色のロング法被(はっぴ)
 黒のボトム。

 そして法被(はっぴ)から少し見える(そら)くん、耀(よう)くん、(しゅん)くんの鍛えられた美しい上半身。

「かっけー!」
「キャー!」
 男女共に歓声が上がる。

 (そら)くん達は華麗に踊り出す。

 あ、(そら)くんバク転して…。

 私と目が合う。

 バサッ。
 (そら)くんは法被(はっぴ)を脱ぐ。

「キャー!」
 法被(はっぴ)で隠れていた上半身が全てあらわになり、女子達の何人かは興奮してぶっ倒れる。

 (そら)くんは、くるりと回ると法被(はっぴ)をかっこよく羽織って笑った。