「プログラム4、5番も盛り上がりましたねー」
生徒会長の隣に座る茶髪ロングの綺麗な女副会長が机に置かれたマイクに向かって話す。
「さて、続いてプログラム6番、借り物競走です」
「ナンバー2のモテ男子、霧生耀くんは何のお題を引くのか!?」
マイクから生徒会長の声が響き渡ると、耀くんは複雑な笑みを浮かべる。
耀くん、ナンバー2のモテ男子なんだ…。
「おっと、1年A組の席に向かっていくぞ!?」
え!?
「雪乃ちゃん、来て」
えぇ!?
私!?
あかりちゃん、耀くんのこと好きなのに…。
ど、どうしよう…。
「…雪乃、行って。私は大丈夫」
あかりちゃんがコソッと言う。
「…わ、分かった」
私は耀くんに手を繋がれ、走っていく。
「ギャー!」
「女子達の悲鳴が上がったー!」
マイクから生徒会長の大声が響き渡る。
私達はゴールテープを1番に切った。
「雪乃ちゃん、やったね」
「うん。でもなんで私だったの…?」



