それから間もなくして開会式が始まり、
白、赤、黄、青、紫団の3年の応援団長が旗を持ちながら宣誓し、体育祭の競技が始まった。
「続きまして、プログラム3番100メートル走です」
「可愛くて天使♡な海原あかりちゃんの登場でっす!」
白いテントの中、黒と金に髪を染めた生徒会長が椅子に座りながら机に置かれたマイクに向かって話す。
「おー!」
男子達は盛り上がる。
「あかり!」
「あかりちゃん、頑張れ!」
美青ちゃんと私が声援を送ると、パァンッ! と銃声が響く。
あかりちゃんは全力で走り、ゴールテープを切った。
「やったぁ、1着~」
1番の旗を貰うと、あかりちゃんは私達にVサインをする。
「出たー! 満面の笑みだー!」
生徒会長が机に置かれたマイクに大声で叫ぶ。
男子達は惚れ惚れする。
「クソ可愛い! あー、付き合いてぇ」
競技が終わるとあかりちゃんは1年A組の席に戻って来た。
「あかり、よくやったね」
耀くんが褒めると、
あかりちゃんは照れながら笑う。
「あ、あ、ありがと」



