最強総長は姫を眠らせない。🌹


「ゆきのんは先に確認してくるって行っちゃって」
「戻って来ないから美青(みお)と、どうしようか相談してたら」
「看板の裏に立ち入り禁止って書いてあるのが分かって」
美青(みお)はゆきのんを助けに行って」
「私も行こうとしたら、この白髪の子が茂みから突然現れて道塞いだの」

耀(よう)(しゅん)、あかりを頼む」

「分かった」

「おう、任せろ」

 (あずさ)は不機嫌な顔をする。
「は? クソが」

「イライラするなぁ」
「ここを一人で通れると思ってんの?」
 (よく)が尋ねると、

 (そら)は耳元で囁く。
「…あぁ。俺は鬼雪(おにゆき)の総長だからな」

 (よく)がゾクッした隙に(そら)(あずさ)の方に突き飛ばす。
 (あずさ)と共に(よく)は地面に倒れ、
 (そら)は真っ直ぐ駆けていく。