「ゆきのんは先に確認してくるって行っちゃって」
「戻って来ないから美青と、どうしようか相談してたら」
「看板の裏に立ち入り禁止って書いてあるのが分かって」
「美青はゆきのんを助けに行って」
「私も行こうとしたら、この白髪の子が茂みから突然現れて道塞いだの」
「耀、春、あかりを頼む」
「分かった」
「おう、任せろ」
梓は不機嫌な顔をする。
「は? クソが」
「イライラするなぁ」
「ここを一人で通れると思ってんの?」
翼が尋ねると、
宙は耳元で囁く。
「…あぁ。俺は鬼雪の総長だからな」
翼がゾクッした隙に宙は梓の方に突き飛ばす。
梓と共に翼は地面に倒れ、
宙は真っ直ぐ駆けていく。



