大学を卒業した私は、キャバクラを辞めデリヘルで働き始めた。
大学生ブランドが無くなり、同じ店にどんどん若い子が入ってくるのが耐えられなかった。
デリヘルは楽だった。
酒は飲まなくていいし、他の子と比べられずに済むし、客を満足させればそこそこのお金がその日に貰える。
少ない労働時間でお金が欲しい私にはぴったりだ。
最初は大衆から始め、次に高級に移った。
大衆はボロ屋に運ばれる事や客層も微妙だったが、高級はほとんどタワマンで紳士だった。
これがすっごく楽しかった。
運がよかったとも言えるが、嫌なお客に当たった記憶はない。
お店のスタッフも最高で、とにかく良かった。
