「じゃあ、帰ろっか。」


「えっ?」


「ん、あ〜言ってなかったか。月羽は、俺の家に住むんだよ。」


「えっ…?」


「吸血を、いつできてもいいように。」


そ、そっか…
吸血鬼は、いつ血が欲しくなるか、
分からないんだもんね…


「…わかった?」


「は、はい…わかりました。」


…ちなみに、吸血鬼の言うことは、できるだけ聞かないといけないみたい。


「月羽の荷物とかは、メイドに頼んどくから。」


「め、メイド?」