孤独な総長

陸空「でもっ、お前のことは誰も恨んでない。あれは仕方がなかったんだ。お前は悪くない」

私が……悪くない、か


どう考えても、私が悪いでしょ

星夜も絶対恨んでるよ

毎日お見舞いに来る私はきっと、うざがられてるよ

でも、なんでか星夜に会いたくなるんだよ


こんなに自分がわがままだったのは初めてだよ


「私が悪いよ。私さえいなければ」

陸空「それでも毎日お見舞いに行ってんだろ?」

「えっ?」

なん…でそれを


陸空「前に、星夜のお見舞いに行ったとき、受付の人が覚えてた。
それだけ毎日お見舞いに行ってたんだろ」


「私のせめてもの罪滅ぼしだよ」

違う違う

そんなことのためじゃない

もっと単純な

でも、私にはそれを言う資格がない


「質問は終わった?
もう、戻りたい」


でも多分あの場所は誰かが見たから行けないな

どこいこ


陸空「じゃあ、一緒に教室に行こ
お前を一人にはできない」

私なら一人で大丈夫なのに


まあいいか

他に行くとこないし