「気を悪くしたら、ごめんなさい。
ところで名前は何?
わたしは璃瑠花(りるは)」

「可愛い名前だね。
俺は、夏井 徹平(なつい てっぺい)」

「徹平君」

「何、璃瑠花ちゃん」

用もないのに、思わず名前を呼んでしまう。

「あ、思わず名前呼んじゃった💦」

「あははっ!
変なヤツやなぁ」

それからは、わたしは徹平君とずっと一緒にいたから、仲のいい友だちからは、

「夏井君と付き合ってるの?笑」

いつもからかわれていた。

「違うよ、徹平君は仲のいい友だちだよ」

その日も友だちに説明していると、

「でもてっぺーは璃瑠花ちゃんが好きだよ」

徹平君の友だちにびっくりする事を言われた。