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「……すみ、蓮見?寝てるの?……ったく、まじでこいつに危機感とかないわけ……」
何を言ってるかはハッキリ聞こえなかったけど、声がして……大好きな声が鼓膜に届いて、突き破って全身に行き渡っていく、そんな感覚がして。
これはもう思考よりも瞬発力の勝利。無意識の中でもその声に反応して、考えるより先に体が動いていたのだ。
夢の世界から意識を引っ張ってくるより早く、伏せていた体が起きていた。
直角になって完全に体は目を覚ました段階でようやく、私のまぶたさんは視界に光を取り入れてくれた。
しばらくぼんやりと視界が揺れて、はっきりとピントが合うと同時、立ち膝をして机に乗せた腕にさらに顎を乗せたりっくんと目が合った。



