わたしの推しはオオカミ王子さま



そんな無価値空間に、私は一人。

放課後待っててと言われたのになぜ私は一人でいるのかというと。


りっくん、急に先生に雑用を頼まれちゃったらしい。委員長だし、責任感強いからもちろん引き受けて。


私に「今日は帰る?」って聞いてくれたけど、そんなのもちろん残るに決まっている。


先生からの急なお願いを引き受けてしまうところも含めてりっくんは私の推しなの。


どれくらいかかるか、どの程度の雑用なのかわからない。

それでも私はりっくんを待つし、仮に学校が閉まる時間になってもそれはそれでいい。

りっくんが来るまで教室にいて、強制的に勉強する環境が揃っている。それならそれでいい。