お迎えバスが来てくれる幼稚園の頃から、いつもバスのところまでお母さんに抱えられて走っていたし、小学校も一緒に登校してた子を常に待たせてた、中学はチャリ通がオッケーになって毎朝飛ばしてました。そして今に至る。最悪すぎる。



そんな正真正銘生まれながらの遅刻魔な私がなぜこんなに早く学校に来てしまったのか。



理由はただ一つ。昨日のりっくんとの出来事のせいでほとんど寝られなかったから。



昨日の、私の知らないりっくんは果たして現実か、はたまた夢か……。
夢でなければ納得できないような出来事だけど、妙にリアルで現実的で、記憶も鮮明すぎる。



一度、寝てみた。能天気な私はすぐに寝れてしまったんだけど、深夜に目が覚めてからそこからは一睡もできなかった。



いつも爆睡している時間にはもう目が冴えまくっていて、

ゆっくり準備をしていつもよりかなり早く家を出たら、誰一人いない無の教室で一人過ごすことになってしまった。