「美里くんお見舞いに来た」 「あのっ、本当にごめんなさい!」 「なんで俺なんだよ お前が怪我すればよかったじゃねぇかよ!」 「何ヶ月間も走れねぇし、ちゃんと走れるよう になるかも分かんねぇ」 「どうしてくれんだよ!」 ああ、私は大変なことをしてしまったんだ 子どもの私には責任なんてどうやってもとれない 「美里くんっっ、ごめんね、ごめんなさい」 そして私は 逃げてしまった