学校では冷酷な王子様と、1ヶ月の激甘生活。



だって、お姫様抱っこするんだもん…

そんなこと考えてても、怖いものは怖くて…


「…ぅ」


「…怖いなら、俺の胸に顔当ててな。」


と、言ってくれる。
…恥ずかしいって思ってたけど…

やっぱり怖さには、勝てなかった…

そうして、波乱のお化け屋敷は終了。

…すごく怖かった…

今は、学校の外のベンチに座っている。

「…もう絶対、無理…」

「…大丈夫。」

と、羽月くんは、頭を撫でてくれる。

「ご、ごめんね?」

「うん、大丈夫。」

ちょっとの間ずっと頭を撫でてくれた。

「もう!大丈夫!」

「ほんと?」