「かーれん。」 そんなことを考えてると、 後ろから聞こえる、またもや私を呼ぶ男の人の声。この声も、聞き覚えがある。 「は、羽月くん!!」 その後、羽月くんは、私のことを数秒見た後、 お兄ちゃんの隣に行って、 「…綉(しゅう)さん、この格好最悪じゃないですか?」