学校では冷酷な王子様と、1ヶ月の激甘生活。




「かーれん。」


そんなことを考えてると、
後ろから聞こえる、またもや私を呼ぶ男の人の声。この声も、聞き覚えがある。


「は、羽月くん!!」


その後、羽月くんは、私のことを数秒見た後、
お兄ちゃんの隣に行って、


「…綉(しゅう)さん、この格好最悪じゃないですか?」