「須藤くん、明日デートしてくれませんか?」



つい数秒前に告白された神田さんから、
いきなりデートに誘われた。



なんで急にデート?
早すぎだろ。って思いながらも神田さんを傷つけないように答える。



「............いいよ。デートしよ」

「ほ、ほんとに!?ありがとう‼︎」



僕は、ジャンプしながら近寄ってくる神田さんに抱きつかれた。



正直、僕は神田さんとは、
もう当たり前ように毎日連絡を取り合う仲だったけど、
急に距離詰めなくていいじゃん‼︎
なんて、すでに神田さんに対して億劫になってたと思う。




でも、この時の僕は、
彼女が僕のことを誰よりも見てたなんて、
これっぽっちも知らなかったんだ.........