「い、いた!」
「ほら、また。俺を前にして妄想にふけるの禁止って、さっき言った」
「すみません、癖みたいなもので……」
「じゃあ次に妄想したらキスするね」
「へ!?」
「それでも妄想したら舌いれるね。次は、胸さわるね。その次は、下着を外して直接。あとは……」
「ちょ、ちょっと待ってください……!」
さく先輩!そんなイケメンな顔をして、なんて残念な中身……!
いや、残念っていうか、そこはオブラートに隠していてほしかったです!
「今、俺のこと見損なったでしょ?」
「い、いえいえ!滅相もな、」
「あーあ、傷ついた。俺すっごく傷ついた……明日からもう学校にいけないかも……」
「(まるで小動物!あ、あざとい……!)」



