「え…っ、、」

私が驚きの声を発した途端、隙ありと言わんばかりに口の中に生暖かいものが入ってきた

「っ…‼」

精一杯の力を込めて蓮斗の体を押す


それに気づいたのか、蓮斗は私から数歩離れた

「はぁ、はぁ、、」

「…ごめん、かわいすぎて」

謝っている割ににやにやして全く反省してなさそう。

息と心臓を整えるのに必死な私とは大違い。

しかも今までこんな事無かったから訳が分からずキャパオーバー。

息が整ったので、蓮斗に聞いてみることにした

「ねえ、?何で急にこんな事する…の?」

「…嫌、だった?」

「ううん!それは全然なんだけどっ

普通に?気になるって言うか…」

「ふ」

笑い声が聞こえたので蓮斗を見てみると

肩を揺らして笑っていた。

「教えてほしい?」

(コクコク)

「じゃあ紗奈からキスしてくれたらいいよ」

……あれ?蓮斗ってこんなひとだったっけ??

隕石でも落ちたのかな、

え?キスしろって言ったよね?知りたいけど私からききききっききす……

「…ふっ、ごめんごめん冗談」

「ほぇ?」

「まあ座りなよ」