#妻たちの逆襲

ふぅーと1つため息を吐いてから

「どういう状況か分かってる?」

と一応尋ねてあげる。

「状況…全然分かんない」

まぁそりゃそうか。

アプリで出会った一人暮らしの女性の家に

来たはずがアイコンの女の子も居なければ

私達3人が揃ってるんだもん。

「なら説明してあげるね。

とりあえずあなた浮気してるでしょ。

マッチングアプリで出会った不特定多数の子と

身体の関係を持ってるでしょ?」

「えっ?いや…何の話?」

いやいやここまで来てとぼけるって

どういう神経してんのよ?と

言いたくなる気持ちをグッと堪えていると

「俊介言い訳はするな。

情報も証拠も全て揃ってるんだから

お前は絵里奈さんの問いに

はいかいいえで答えろ。」

とお義父さんがいいことを言ってくれた。

「そうなの、だからもう一度聞くね?

あなた浮気してるでしょ。

マッチングアプリで出会った不特定多数と」

「うん…」

お義父さんのお陰か観念したように

答えてくれたのでここで一気に畳み掛ける。

「だからお義母さんに協力してもらったの。

今日ここで会う約束をしたのはお義母さん、

あなたのお義母さんなのよ。」

「はぁ!?一体どういう事だよ…

大体写真と全然違うじゃねーか。」

「うん、だからね?そもそもなんだけど

写真の子はこの世に存在しないの。

厳密に言うと似てる子はこの世に存在するけど

あの画像の子は存在しない。

だってあれはフリーモデルの画像を使って

私が加工したんだもの。

そしてお義母さんにアプリを取ってもらい

プロフィールを作りアイコンをあれにした。

だからあの子の中身はお義母さんで

あなたがやりとりしてたのもお義母さん。

ここまでは分かる?」