そうじゃない、そんなことが言いたかったんじゃないのに……… 素直じゃない私に対してあの子達の方がよっぽど素直だった。 それでも君は… 「言ったろ?俺が守るって」 私の目線に合わせてふわりと柔らかい笑みで頭をわしゃわしゃする片桐くん。 ……//トクンットクンッ。鼓動が速くなる。 本当は……本当はね。 心のどこかで片桐くんの名前呼んでた。 来てくれると思ってた… 片桐くんはいつも素直に伝えてくれる。 私も気持ちを伝えなきゃ…… 「その…あ…ありがとう…」 ……って…うわ、?!!!