「もうズルいってば」



…息が苦しくなってはぁはぁ言ってる私に対して、




「美凛が可愛いのが悪いんじゃん!その顔見せるのは俺だけね」


私の唇に人差し指を押して手を繋ぐと、




「さて、帰りますか」


そう言って学校を後にした。