「私は何があっても片桐くんだけだから」


「そうは言ったって情けねぇくらい不安になんの、どう責任とってくれんの?」

切なそうに言う片桐くんに私は片桐くんの頬に手を当て見つめる。


本当に大好きで大切な人。

一生そばに居たい人。

人を好きになることの素敵さに気づかせてくれた人。


どうかこの想いが届くように……

もう片方の手も片桐くんの頬に添えて、


……ーチュッ。

私は君にはじめてのキスを落とした。