「ふー、じゃあさ付き合わなくてもいいからさ、
キスしようよ。」

そう言って男は、女にどんどん近づいていく。
女は、すげぇ怖がってるし…

…その女の目には、涙が…

「…おい」

俺は、その男のところに行く。
何故か足が勝手に動いたんだ。

「はぁ?お前なんだよ。いいところだろ?
わかんねぇの?」

…なんでこんな奴がモテるんだ?

「女、怖かってんじゃん。」

「ふざけるなよ!」

「いいからさっさと離せよ。」

男は、女の手首を強く掴んでる。

「チェ!」

と、言って男は去っていった。

女の顔があんま見えなかったけど、
今あきらかになった。