~月夜~

「つ、付き合ってください…!」

目の前にいる、小柄な女
体育館裏に、
呼び出されたと思ったらまたこれだ。

「無理」

「…う、う、そうですよね…」

と、言って女は去っていった。

はぁ〜、めんどくさい。
あいつ以外の告白なんて、断るに決まってる。