困惑する私に空様はせつなそうな顔をした。 「まぁ、とりあえず今はゆっくり休んでね?」 そんな顔をされたら断ることも聞くこともできなか ったので、コクンとうなずいた。 「ん、良い子良い子。 おやすみ、咲良。」 心の中で『おやすみなさい』といいながら、ゆっく りとまぶたを閉じた。