「失礼します」 っと、もう夕食の時間か…… 一人で食事したい、ってメイドから聞いたし僕は自 室に戻ろうかな。 そう思って、扉に向かったその時だった。 「っは?………」 え…、、 どういう…こと? メイドが持っていたのは、コップ一杯の水だった。 おかしいな…、 実は、咲良が今までつらい生活をしていて、栄養失 調とも言われていたからこそ食事を豪華にしようと メイドに伝えであった。 兄弟でみんなで決めたことだった。