ダブルブルー

「蒼ちゃん。覗き込むなって言われそうだから、さ」


この手に、任せてみない?


一緒にいろんなとこに行って、いろんな景色を見たいんだ。


蒼ちゃんとだったら、すっごく楽しいと思うんだよ、ね?


急かすみたいで、申し訳ないんだけどオレも必死、で。


だってだって、蒼ちゃんはこんなに素敵で。


それを隠してるでしょう?


それに気がついた奴が出るのが怖いんだよ、オレ。


オレがいちばん、蒼ちゃんと一緒にいたいのに、さ。


「ごめんごめん。ゆっくりで大丈夫だから」


オレ、焦りすぎだねぇ。


参ったなぁ。


ふふふ。


優しい笑い声が頭の中に響いた。