ダブルブルー

「でも、久保田さんがせっかく聞いてくれてるのに」


ちゃんと、応えたいじゃないですか。


そんな私のコトバを聞いた久保田さんは、赤信号を利用して、急に私を見つめた。


「…オレは、間違っていなかったって、思ってる、よ?」


そんな風に、私に告げてまた、ゆっくりと青信号で車を発進させた。


そんな仕草にまた、高鳴るのは私の鼓動。


うるさいくらいに鳴っていて、久保田さんに聞こえてしまうんじゃないかと、心配になるほど。


盗み見た横顔は、暗闇の中、外の電灯の灯りを纏って、柔らかに光っていて、


「…綺麗…、」


思わず、呟いた。