ダブルブルー


「…やっぱり私、騙されてるんですね。私なんか相手にされるわけなくて…」


「違う違う違う違うッ!!蒼ちゃん、オレのことそんな風に思ってたの?ひどいなぁ」


言いながら、ハンドルに掛けた手におでこを付けた、久保田さん。


そのまま、視線を私に移した。


その目の色は、優しい。


「確かに、何回かしか会ってないもんねぇ」


でも、ね?


オレも、正直言うと戸惑ってて。


こんなの初めてだから、さ。