ダブルブルー

「蒼ちゃん、もしかして何か怒ってる?」


少し、首を傾げる姿に、


「…朝、ライン貰えたのが最後だったから、嫌われたのかな…って」


伏せた目の先に、ぶつかっている久保田さんのスニーカーと私のパンプスの靴先が見えた。


「そんなことあるわけないデショ。今日ね、思いのほか仕事が忙しくて。ごめんね?でもさ、それって蒼ちゃんもオレのことが、気になってるってことだよね?」


ふふふ。


柔らかに笑った久保田さんは、


嬉し。


ちいさく、呟いた。