ダブルブルー

こちらからラインしようかどうか、うじうじ悩んでいるうちに、就業時間が終わってしまった。


大きくため息をつきながら、エレベーターに乗り込んだ。


結局、朝来たライン以外の連絡はない。


エレベーター内の鏡には、お気に入りのワンピース姿の自分が映っている。



惨めな気持ちのまま、エレベーターを降りる。


1週間前は、明るい気持ちを落として降りたエレベーター。


今、私の足元にはころころとした負の感情が、いくつも、落ちているはずだ。


それを見たくなくて、足早に振り返ることなくエレベーターを降りた。