「なに?どうしたの?うまく丸め込まれた、みたいなカオしちゃって」



「いやいやいやいや!うまく丸め込まれてますよね、現に」



「そう?」


「そうですよ!!」


ま、いいじゃんいいじゃん。いっしょにシアワセになれば、ね?



言いながら、左手を差し出してくれた、青さん。



ゆっくりと、そのてのひらに右手を乗せた。



ぎゅっと握ってくれる強さが嬉しい。



「蒼ちゃん、よろしく、ね?」


「はい」


しっかりと頷いたら、優しい目の色が、私を見つめている。


シアワセ過ぎる、この、半年後ーー、