ダブルブルー

「そのひと、古くからのオレのファンで。ちょっと困ったひと、で。付きまとわれたり待ち伏せされたり、結構前からしてて」



最近はぱったり見かけなくなったから、離れてくれたんだと思ってたんだけど。



まさか、蒼ちゃんに危害を加えるなんて。



「警察に行こう」



決心を浮かべた、青さんの顔。



「青さん。待って、ちょっと待ってください。私なら、何ともなかったんだし大丈夫です」



「大丈夫なわけないでしょ。蒼ちゃん、死んじゃってたかも知れないんだよ?!」



悲鳴に近い青さんの叫びが、部屋に響いている。