ダブルブルー

玄関のドアを開けて、私を先に入れた青さん。


青さん、仕事の時間、が…


いいかけた私のコトバはすべて、痛いほどの青さんのキスで塞がれた。

 
息をする隙間も与えて貰えない、深いキスは「死んでしまう」脳が誤解するほど。


長い時間をかけて、やっと私を離した青さん。   


「蒼ちゃん。オレ今から、最高の芝居して全部いっかいで終わらせて、マッハで帰ってくるから、蒼ちゃんは、ここから一歩も出ないこと!チャイムが鳴っても出ないこと、絶対だよ?で、帰ってきたらちゃんと全部話して?わかった?返事は?」


畳み掛けるような青さんのコトバに、


「はい」


反射のように返事をしたら、


「うん。よろし、」


やっと少し笑顔を見せてくれた青さんは、そのまま仕事に行ってしまった。