ダブルブルー

スマホを耳元に当てたまま、ゆっくりと歩き出した。



さっきの立ちくらみも、いつの間にかどこかへ行ってしまった。



青さんの声が、特効薬、だな。



私だけに効く、特効薬。



『今日は?仕事はどうだったの?』



「誰かさんみたいに、覚えなきゃいけないこと覚えてない、なんてことは、無かったです」



『やべー、自分で自分の首絞めちゃった。ふふふ。話題変えよ』




そんな私のからかい声に、笑ってくれた青さん。