ダブルブルー

『いっしょに、帰ろ?』


そんな青さんの提案は、私にとてつもないシアワセをくれる。


「青さんの30分を、私にくれるんですか?」



『違うよ?蒼ちゃんの30分をオレが貰うの』



青さんの優しさが、電波を伝って私のもとへ。



私の声も、優しさを纏って青さんに届いていることを、切に願う。



好きな相手と電話を繋ぎながら歩けるなんて。



夕方の凍えそうな風にだって負けずにすみそう。


シアワセな30分になるだろうな。


青さんを想って微笑んだ。